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カレーパウダー (Curry Powder) とは?

カレーパウダー (Curry Powder) が使われる主な国や地域:インド

カレーパウダー(かれーぱうだー)は、複数のスパイスをブレンドした粉末状の調味料で、英語ではCurry Powder、仏語ではPoudre de curryと呼ばれます。インド料理をはじめとする多くの料理に使用され、その独特の風味と香りが特徴です。カレーパウダーはカレー料理だけでなく、さまざまな料理にスパイシーなアクセントを加えるために利用されています。

カレーパウダーの歴史と言葉の由来

カレーパウダーの起源はインドにありますが、現在の形に発展したのは19世紀のイギリスです。インドでカレー料理が日常的に食されていた中、イギリスの植民地支配時代に、イギリス人がその風味を家庭でも再現できるようにとスパイスをブレンドし、粉末状にしたものがカレーパウダーの始まりです。「カレー」という言葉は、タミル語の「カリ」(ソースや煮込み料理)から派生したもので、イギリス人がインドのスパイス料理を指すために使いました。

カレーパウダーの種類と製造方法

カレーパウダーは、多種多様なスパイスのブレンドから成り立っています。主なスパイスには、クミン、コリアンダー、ターメリック、フェヌグリーク、唐辛子、黒胡椒、マスタードシード、カルダモン、クローブ、シナモンなどがあります。これらのスパイスを乾燥させ、適切な割合で混ぜ合わせ、粉末状にすることでカレーパウダーが作られます。

製造方法は、まず各スパイスを個別に焙煎し、その後すり潰して粉末状にします。この過程でスパイスの香りと風味が最大限に引き出されます。焙煎の度合いやブレンドの割合は各メーカーやレシピによって異なり、独自の風味を持つカレーパウダーが作られます。

現在の使われ方

カレーパウダーは、カレー料理のベースとして広く使用されています。インドカレーはもちろん、タイカレーや日本のカレーライスなど、さまざまなカレー料理に使われます。また、カレーパウダーはカレー以外の料理にも応用されており、例えばスープ、シチュー、炒め物、グリル料理、マリネ液などに使用され、スパイシーな風味を加えることができます。

カレーパウダーはまた、健康効果も注目されています。ターメリックに含まれるクルクミンは、抗炎症作用や抗酸化作用があるとされ、消化を助ける効果も期待されています。さらに、他のスパイスもそれぞれ健康に良いとされる成分を含んでおり、カレーパウダーは栄養価の高い調味料とされています。

このように、カレーパウダーは料理の世界で欠かせない調味料であり、その多用途性と健康効果から、家庭料理からプロの料理人まで幅広く愛用されています。料理にスパイシーなアクセントを加え、味わいを深めるために、ぜひカレーパウダーを活用してみてください。



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